日本経済にとって魅力に溢れた国パラグアイ
パラグアイ概要
| 面積 | 40万6,752平方キロメートル(日本とほぼ同等) |
| 人口 | 約700万人(埼玉県とほぼ同等) |
| 首都 | アスンシオン |
| 言語 | スペイン語、グアラニー語ともに公用語 |
| 宗教 | 主にカトリック教 |
| 民族 | 混血(白人と先住民)95%、先住民2%、欧州系2%、その他1% |
| 政体 | 立憲共和制 |
| 元首 | マリオ・アブド・ベニテス大統領(2018年8月就任 任期5年) |
| 議会制度 | 二院制(上院45議席、下院80議席、任期5年) |
| 主要政党 | 与党 コロラド党 |
| GDP成長率 | 2015年3.1%、2016年4.3%、2017年5.0%(過去5年間の平均は4.3%) |
| 一人当たりGDP | 5,824ドル(2017年) |
| 主要輸出品目 | 大豆(種子・油・粉)、電力、牛肉 (大豆40%、電力23%、牛肉13%) |
| 主要輸出相手国 | ブラジル、アルゼンチン等 |
対日関係
| 主要輸出品目 | 大豆油かす(飼料用)、ゴマ (大豆油かす72%、ゴマ24%) |
| 主要輸入品目 | 電気機器、新車自動車、中古自動車 (電気機器23%、新車16%、中古車10%) |
| 進出日系企業 | 23社 (2018年10月公表、日本人が海外で興した企業除く) |
| 在留邦人 | 4,420人 (2018年10月公表) |
メルコスール・南米主要国への市場アクセスの良さ
サンパウロ、ブエノスアイレス、モンテビデオ、サンチャゴ等の南米主要国の首都へそれぞれ2時間ほどで行く事が可能。
※メルコスール：南米南部共同市場、完全加盟国ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイからなる域内の関税撤廃を目的に発足した経済同盟。
若く意欲のある労働力が多い
人口の7割以上が34歳以下で他の南米諸国と比較しても割合が最も多い。
今後も人口増加が見込まれる。
そしてコストという面でもパラグアイの最低賃金はメルコスール加盟国の中でも最安値であり、最もコストパフォーマンスが見込める。
安価なクリーンエネルギー
メルコスール加盟国の中でも最大の発電量を持ち、電力コストにおいても最も高い競争力を有している。水力発電用のダムを３つ所有し、地域最大の電力輸出国であり、今後更なるダム建設が予定されている。
中でもブラジルと共同で運営しているイタイプダムは、世界1,2を争う発電能力を誇り、非常に安価な電力を生産しているが、国内の消費は約13%で残りは売電している。
そして発電量に加え、温室効果の原因となる二酸化炭素ガスを排出しない100%再生可能電力の世界最大レベルの輸出国でもある。
社会情勢
近隣国と比較しても治安の良さが目立つ。
労働組合が存在しないため、労働争議が起こらない。
2013年に発足したオラシオ・カルテス政権以降、外資誘致、開放経済、政治の安定を実現している。
経済情勢
過去10年間平均年率5.0%の堅固な経済成長率で、ここ数年続けてメルコスール加盟国で最もGDP成長率が高い。
→予測可能な安定した経済と管理可能なインフラ水準に特徴付けられる良好な投資環境がある。
過去70年のグアラニー通貨の歴史で高いインフレーションを経験した事がなく、デノミネーションも行われた事がない。
投資優位な税制度と法
投資誘致法：内外の投資家は定められた税金の支払いが免除される。
マキラ制度：パラグアイに所在する企業が輸出用の財やサービスを生産するシステム。生産は海外の親会社が行い、世界中に出荷可能。
利点は
・製造加工やそのあとの輸出目的
→関税その他の税金 0%
・一時的に輸入される機会設備
→関税その他の税金 0%
・輸出入、借入金、その他の事業に関わる税金→ 0%
フリーゾーン制度：商業・工業・サービス企業の拠点に必要な税制度。
対日商業貿易
パラグアイにおける日系企業
日本企業のパラグアイへの進出事例
2008年 常石グループ (造船・農業・牧畜業・河川輸送・地域開発・自動車部品・工業団地運営)
2012年 フジクラグループ (ワイヤーハーネス)
2013年 矢崎グループ (ワイヤーハーネス)
2014年 住友電装グループ (ワイヤーハーネス)
2016年 内山工業 (自動車ガスケット)
2018年 戸田建設 (建設・工業団地運営)
日系人の経営の企業
Grupo Toyotoshi (自動車販売)
Casa NISSEY (電化製品小売業)
YEMITA-Maehara S.A.A.C.I (養鶏)
Shirasawa S.A (食品加工)
※このページは在日パラグアイ大使館とJETRO(日本貿易機構)の情報を参考に作成いたしております。
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